Category Archives: 小説のメモ

夜中のひっそりとした楽しみ

夜中のひっそりとした楽しみ

私の本棚には読み古したお気に入りの本たちが並ぶ一角があります。夜中にふと目が覚めて、目をつむっても眠れない時ってありませんか?そういう時に、すでに読んだことのある本を眺めるのが好きです♪
適当に一冊選んで「今夜のお供はこの本だ」と決める瞬間も楽しいし、ランダムに本を開くと一度読んだはずなのに新しい発見があったりする。たまたま開いたページには、黒いボールペンで線が引いてありました。ん?どれどれ?と読んでみると「逃げることは悪いことではない。自分が生きやすい環境を選んだとして、誰がその人を責めることが出来るのだろう」といったような意味の文章が書いてありました。なるほど、と思わず声が出ます。ノンカフェインのハーブティーを一口飲みながら、一気に肩が軽くなるのを感じました。
最近実は悩みごとが多かったんだけど「逃げるっていう選択もアリなんだ」と思えて、視界がひらける気がしました。こういうことがあるから、読書ってやめられないんだよね♪と思いながら、どんどん続きを読んでしまいます。やがて眠くなり、幸せな気持ちに包まれながら二度寝をしたのでした(笑)
なかなか本を捨てられないのは困ったものだけど、こういう発見は尊いものですね!

連休で本欲解消!

連休で本欲解消!

先日の連休中にたくさん本を読みました!もうずーっと放置して視界に入る度に「あ゙ぁ」って思っていた積読も解消し、大好きだった本を読み返すことができました。ついでに何冊か雑誌も買ってゆっくりお洋服やメイク、レシピのことを勉強。もう本エネルギー一気にたまった気がします!笑
本を読むとなんか嬉しくなるんですよね。読んでる時の集中している時間は楽しいし、1冊読み終えた時の達成感はすごく気持ち良いです。逆にずっと読む時間が無くて読みたい本がたまっていくのはモヤモヤしてきちゃってダメです。この連休でそれが一気に解消されてスッキリした気分になりました♪
ちょっと期待外れだった本もあるけど全体的には評価高め◎1冊すごい私の好みの面白いのがあったのでそっちは本好き仲間にチェーンメールのようにオススメしまくってしまいました(笑)でも「え?今それ?w」と、もう読んでいる人には哂われてしまいました。
買ってからだいぶ経っちゃったので…せっかくならこの興奮をみんなとリアルタイムで分かち合いたかったですね。やっぱり積読はもったいない!これからはなるべく溜めず買ったらすぐに読むようにします!
雑誌だって、流行から季節やらどんどん外れて行っちゃいますもんね。良いことは少しでも早く自分に取り入れないともったいない♪

ほおずきと戯れた幼い思い出

ほおずきと戯れた幼い思い出

可愛らしい実が魅力的な「ほおずき」について書かれた文章を見つけました。それは昨晩読んだ小説に記載されていて、子供の頃の思い出がふと沸き起こったのでした。オレンジ色のまるで紙風船のような柔らかい花の中にはまん丸な実が潜んでいます。小さい頃、祖母の家の庭に夏になると可憐に花を咲かせていて、私はよくそれを手にして遊んだものです。またほおずきを売る市が開催されることもあり、私の中では夏の植物として心に刻まれています。
このお花はナス科だそうで、食用としてヨーロッパで親しまれてきたようです。これはフランスについて書かれた本で読み、私は観賞用とばかり思っていたので少々驚いたものです。実をいうと小さい頃一度だけ、庭に植わっていたものを口に入れたことがあったのですが、私の口には合わなかったのでした。それは食用ではないものだったため、仕方ありません。また観賞用には毒性があるというのを読み、幼いながらに食い気に走ってしまったことを後悔したのでした。とはいえ食用のほおずきはかなりフルーティーで美味しいらしいので、私も機会があったら是非トライしてみたいと思っております。同時にいつの日か幼い頃のようにほおずきと戯れたいと感じており、花屋で見つけたら購入しようと胸に決めております。

行動を起こすことで知る現実

行動を起こすことで知る現実

一つのテーマからなる短編小説を読んでいます。そこに登場する男女は、現状から一歩抜け出すために行動を起こします。それは旅であったり引っ越しであったり、マンションの購入など様々です。登場人物達は恋愛に悩み、他者との関係のつまずきがきっかけとなり新たな道を歩む決心をしています。決断を実行してゆく中で、人と会話をすること、気持ちを伝えることに怠っていたこと、自分の気持ちに嘘をついていたことを悟るのです。今の状況を変えたいと願いながら行動をおこし、現実から逃げていたことに気付くことで新しい人生が始まることをこの作品から知ったのでした。またどの作品もその後のことは書かれておらず、読者に想像することを与えてくれます。「言わなければよかった」「やっぱり辞めておけばよかった」と思うのかもしれませんが、ささやかな希望が込められているため、主人公達はきっと後悔せずに新たな道を歩んでいくのだろうと感じています。
思い切った行動を起こすことは容易なことではありません。そこには勇気と潔さが必要だからです。しかしながらこの小説を読んでいると誰しも多かれ少なかれ決断する必要がある場面に遭遇するものだと思いました。そのタイミングを捉えるか否かは自分次第です。もしこれから前進するきっかけがやってくるのであれば、上手に舵を取ってその波に乗りたいと思いました。

文学の新天地を切り開いてゆきたい

文学の新天地を切り開いてゆきたい

現在読んでいる書籍は、類まれ見る奇天烈な本です。あるテーマに沿って小説や随筆などを紹介しているのですが、鮮明にあらすじが記されているためその作品を読んだ気分にさせてくれるのもなかなか乙だと感じています。しかしながら奥ゆかしい物語の世界を堪能するためにも「この小説は是非手に取りたい」と思えるものは蛍光ペンでマーキングするという作業をおこなっています。電車の中でペンを片手に必死にページをめくっていると学生時代のテスト期間などを思い出すものです。そのため、あの頃こんな風に必死に勉強していればもっといい点数が取れていたかもしれないと感じてしまう私がいます。何はともあれ何事にも懸命に打ち込むことは生活を活性化することにも繋がるようで、最近では電車に乗ってペンを片手にページを開くことが楽しみになりつつあります。
兼ねてから好きな女性作家の小説なども多数紹介されており、今まで知る機会がなかった著書がたくさんあることに気付きました。また私が読んできたものとは違う世界観を表現している小説もたくさんあることを知り、これから読書の新天地を切り開くような清々しい気分を味わっております。
ちなみにこの本は文学少女のための本のようですが、かなりコアでサブカル的な要素が強いところにも好感が持てます。10代の頃にこの本で出会っていたらアンダーグラウンドな世界をもっと早く知ることが出来たのかと考えると残念でなりません。遅咲きかもしれませんが文学少女という言葉を胸に新しい文学の世界を切り開いてゆきたいと頑張っております。

言葉を体感することの面白さに触れた小説

言葉を体感することの面白さに触れた小説

「豊富な言葉で彩られた物語はなんて面白いのだろう」それは数日前から読み始めた小説が与えてくれたことです。私達が普段話している会話は当たり前のように存在しているため、面白さや奥深さに気付かずに日々の生活を送っているような気がします。でも文学に触れることで、そのありきたりなこと達を愛おしく思うこともあるのです。
この作品は鉄道を通して架空の街の繁栄と衰退を描いています。そこで暮らす人々の目線からなる街への思いが、純粋かつ愛情たっぷりに表現されているところが魅力です。また用いられる言葉達がとても斬新で、SF的な要素が組み込まれているところが面白さに拍車をかけています。
そして物語が中盤に差し掛かった頃、もう何年も前に鑑賞した演劇を思い出したのでした。演者が発するセリフがシニカルでユニークな言葉遊びからなっている芝居で、この世界で繰り広げられる絶望と希望を耳と目で体感したことは私の貴重な経験となりました。今手にしている小説もまた綴られている言葉を通して、抽象的な表現で繰り広げられる芝居を鑑賞しているような心地よい錯覚を味わっています。それは違う次元にトリップしているようで、読むというよりも体感しているというイメージがピッタリです。同時に日本語の面白さが凝縮されているところが更なるに楽しさをもたらしています。読むことで限りない世界が広がること、想像力は無限なのだと思うと生きていることの面白さを考えるきっかけにもなります。もうそろそろ読み終えてしまうことに寂しさを抱きつつも、ラストまでしっかりと作品の世界を感じていこうと意気込んでおります。

空腹と笑顔をもたらす食事のレシピ

空腹と笑顔をもたらす食事のレシピ

最近、食べ物の漫画、小説、エッセイばかり読んでいます。きっかけは、自分の料理が美味しくないのではないか、と思ったことです。たしかに慣れた味で手間暇もそれなりにかけているつもりだけど、みんな特に「美味しい」も「まずい」も言わないので、よくわからなくなったのです。要は料理にかける情熱とか、「美味しい!」という気持ちを味わいたくなったのでした。
しかしこれらの本を読むと、さすがにお腹がすきますよね……。同じ食材を使っても、これほど違うメニューが生まれるものかと関心もします。漫画は絵だから、見て「食べたい!」と思うのがわかるのですが、小説やエッセイでもよだれが出そうになるのですよ。たとえば文字で「ごはん」と書かれていてもなにも思わないかもしれません。でもそれがいかにほかほかで粘りがあり瑞々しいか、食べた人がどんな笑顔になるかが書かれているから、自分も「食べたい」となるのですよね。
ああ、私もこんな食事が作ってみたい、みんなを笑顔にしたい!と思いつつ、ページをめくっています。詳細なレシピが書かれているものもあるので、一度チャレンジしてみようかしら。そのためには、しっかり本を読み込まなくてはいけませんね。

これがあったほうが、読書はもっと楽しめる

これがあったほうが、読書はもっと楽しめる

学生が授業で使っている教科書って、一般の人も書店で買うことができるのですね。全然知りませんでした。私が突然こんなことを言いだしたのは、昔に覚えたはずのことをすっかり忘れていることに気付き、学び直したいと思ったからです。もちろんわざわざ教科書を持ち出さなければいけないことはありませんよ。でもやっぱり、基礎知識を学ぶには、学校の勉強が一番だろうと考えました。これで時代小説が、今よりずっと楽しめるようになるはずと期待しています。
そして余裕があれば、理系の勉強……生物や化学、地学なども、学んでみたいです。そうすれば昔読んで途中で挫折してしまった研究者が出てくるあの話や、星座の伝説が関わってくるあの物語も、きっと最後まで読了できるようになるでしょう。今までは、知らない単語が出てくると、そこで「これは私にはわからない」と思考停止してしまっていたんです。
学生のときは、こんなに勉強して何になるんだろうと思っていました。でもこうして大人になった今は、もっとしっかり勉強しておけばよかったと感じるのですから、厄介なものですね。読書をより楽しむための基礎知識を身につけるため、なんとか時間を作って、全体像だけでも掴んでいきたいと思います。

書店特設コーナーに感じること

書店特設コーナーに感じること

コンビニエンスストアは、店舗が違っても、中の配置は似ていますよね。たいてい雑誌は入口近く、窓際に並んでいますが、これは外から見た時に「中にお客さんがいるんだぞ」ということを示すため、というのを聞いたことがあります。だから立ち読みしていても、厳しく注意されないのかもしれませんね。
それに対して、書店の本の並べ方は、場所によってまるで違います。新刊や売り出したいものが平積みになっているのは同じと思いきや、コーナーの作り方は特色がありますよね。私がよく行く本屋では、映画やドラマになった作品の原作やノベライズを並べる映像化コーナーが大きくとられています。しかし先日訪れたところではそのような場所はなく、代わりに一番目立つコーナーで、そのお店の売上ランキングが行われていました。これは人気や新刊にもつながるものもあるでしょう。
ポップで賑やかに飾っているところもあれば、漫画コーナーなどにテレビやパソコンをおいて、アニメを流しているところもあります。声が聞こえるとついそちらを見てしまいますから、昔から見るものではありますが、これはいい案だと思います。本屋さんも、お客さんの興味をひこうと必死なのだなあと感じました。

お気に入りのしおりで楽しい読書

お気に入りのしおりで楽しい読書

この間偶然立ち寄ったお店で、素敵なしおりを見かけました。動物モチーフのものです。猫に犬、クマ、ペンギンなどなど、あまりにもかわいかったので、つい全種類買ってしまいましたよ。しおりはつい、本に挟んだままにしてしまったりするので、数が多い分にはまったく困らないのです。
それに、毎回好きな絵柄を選べるのも、とても楽しいですからね。ファンタジーなら妖精が描かれたものがいいかしら。和風ならふくろうかな。ああ、今は春だから、桜の柄が良いかもしれない、等々。本の内容は季節、その時の気分で、自由に使っています。しかし一番のお気に入りは、いつかのバザーで買った、和紙のものです。それは福祉施設の方たちの手作りなのですが、大きさも厚さも手ごろで、とても使い勝手がいいのですよ。作り方はたぶんそれほど難しくないのだけれど、私だったらここまで綺麗な出来栄えにはならないと思います。
そうだ、今度親戚の子の誕生日があるから、本にこのしおりを付けて贈ろうかしら。バザーではなくて、お店も見つけてあるのです。ちょっと遠いからあまり行かないのだけれど、誕生日のためならば、頑張れそうな気がします。ついでに自分の分も購入してきましょうね。