日記帳の行く末

日記帳の行く末

本棚を片付けていたら、文庫タイプの日記帳が出てきました。以前まとめて処分したと思っていたのだけれど、小説に紛れたものが、残っていたようです。日付を見ると、どうやら三年ほど前のものらしく、当時何をしたっけ、と考えてしまいました。ページをめくらなかったのは、絶対に恥ずかしい過去が隠れている、と思ったからです。
これは、学生時代の卒業アルバムや、文集を見返す時の恥ずかしさに似ています。子供時代の自分はとても純粋で、大人の私が見れば可愛らしいのだけれども、こんなにことを書いていたのか、と頭を抱えるタイプのものですね。しかも三年前なんて、薄ら記憶が残る時期ということもあり、あいた期間が微妙すぎます。とりあえず、また書棚の奥にしまい直しておきました。
これがあと何年か後には、懐かしいものになるかもしれませんね。そしてもっと遠い未来には、私以外の誰かが偶然見つけて、読むようになったりして。よくドラマや映画でありますよね、おばあちゃんの日記帳が……とか。イメージはそんな感じです。しかしあれはまさに、恥ずかしすぎます。やっぱり締まっておかずに、丁重に処分しておいたほうがいいかしら。どうしようか、しばらく考えましょう。

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