指の怪我と選択権

指の怪我と選択権

先日、友人がうっかり、親指の先をのこぎりで切ってしまったそうです。切ったのは皮一枚で大事には至らなかったそうなのですが、敏感な箇所なので、鈍痛が続いていたとのこと。何をするにも不便だったという彼女が、一番嫌だったのは、パソコン操作だったというからびっくりです。確かにブラインドタッチをするためには、どの指一本怪我しても大変ですけれど、他に何かあるでしょう?と思ってしまいました。
ただ、友人の話を聞いて納得しましたね。指に包帯がぐるぐるでろくなことはできないから、家事などは免除され、空いた時間をパソコンで読書しようと思ったけれど、ついいつも通りにキーボードを触りかけて「あ、だめだ」となる、というのです。たしかにそれでは不便だったでしょう。ちなみに「紙の書籍も持ちにくいから、読書自体がしんどい、スマホがいい」と言っていましたよ。確かにあれならば、怪我をしていないほうの手で持てば、なんとかなりそうな気はします。
しかし本を読みたいと思った時に、これだけの方法がすぐにあるなんて、今は本当に便利な世の中ですね。私も学生時代、授業で同じように親指を切ったことがありますが、あのときはどうしていたんだっけ……記憶が遠いです。

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