Monthly Archives: 1月 2018

逃げ出したインコ

逃げ出したインコ

鳥好きの友人は、もう何年も、インコを飼っています。籠の中で動き回っている姿がとても愛らしく、見ていて微笑ましくはあるのですが、その子が先日、逃げ出しました。私が遊びに行った時のことです。子供が開けた出入り口を、ちょっと目を離したすきに、するりと通り抜けたインコは、室内を飛び回りました。こうなると、捕まえるのはかなり難しいのですよ。せめてもの救いは、部屋の窓が締まっていたことでしょうか。
リビングの食器棚の上に止まったり、テーブルを超えて、カーテンレールに移動したり……一番大騒ぎをした時が、書棚の中に入り込んでしまった時でしたね。なにせ相手は鳥なので、いつどこでフンをしてしまうかわからず、それが本についたら大変、と言うのです。たしかに、家具ならば、汚れてしまっても拭けばいいですけど、紙ではそうはいきません。
結局その子は、私が在宅している間は捕まえることができませんでした。このような小動物との追いかけっこをしたのは、親戚の子が連れてきたハムスターが逃げてしまった時以来です。あの時はたしか、ベッドの下に入り込んだのですよね。名前を呼んで餌で引き付け、人間もベッドの下にもぐり込みと、散々でした。今となっては、笑える思い出です。

美味しいジャムは安らぎの証

美味しいジャムは安らぎの証

鍋に木苺とたっぷりの砂糖を入れて、焦がさないようにぐつぐつ煮込むと、美味しいジャムができあがるそうです。ポイントは、一度にたくさん食べるわけではないので、健康とか気にせずに、思いきって砂糖を入れること。保存食という観点から見ても、これは重要なのですって。
私はこの作り方を、魔女が出てくる小説の中で知りました。本当にこんな簡単でいいのかしらと思っていたら、後日テレビでブルーベリージャムを作っている場面が、まさにこれとほとんど同じ。違っていたのはレモン汁を入れたことくらいです。疑っていたわけではないけれど、テレビを見たことで、小説のイメージも広がりましたね。ああ、またあの本を読みたくなってしまいました。今度、書棚を探してみることにしましょう。基本的に、今現在興味のあるものが前に出ているので、長く手にとっていないものは、発掘しないと出てこないのです。
その小説ではほかに、花の上にシーツをおいて、お日様の光をたっぷりあてて干すシーンもありました。私の想像では、イギリスの田園地方の雰囲気でしょうか。大きな湖と青々とした緑があり、自生している苺やブルーベリーがあって、季節によって、様々な花が咲き乱れる……まさに憧れの小説そのままなイメージです。