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ほおずきと戯れた幼い思い出

ほおずきと戯れた幼い思い出

可愛らしい実が魅力的な「ほおずき」について書かれた文章を見つけました。それは昨晩読んだ小説に記載されていて、子供の頃の思い出がふと沸き起こったのでした。オレンジ色のまるで紙風船のような柔らかい花の中にはまん丸な実が潜んでいます。小さい頃、祖母の家の庭に夏になると可憐に花を咲かせていて、私はよくそれを手にして遊んだものです。またほおずきを売る市が開催されることもあり、私の中では夏の植物として心に刻まれています。
このお花はナス科だそうで、食用としてヨーロッパで親しまれてきたようです。これはフランスについて書かれた本で読み、私は観賞用とばかり思っていたので少々驚いたものです。実をいうと小さい頃一度だけ、庭に植わっていたものを口に入れたことがあったのですが、私の口には合わなかったのでした。それは食用ではないものだったため、仕方ありません。また観賞用には毒性があるというのを読み、幼いながらに食い気に走ってしまったことを後悔したのでした。とはいえ食用のほおずきはかなりフルーティーで美味しいらしいので、私も機会があったら是非トライしてみたいと思っております。同時にいつの日か幼い頃のようにほおずきと戯れたいと感じており、花屋で見つけたら購入しようと胸に決めております。