Monthly Archives: 3月 2018

私をつくっているもの

私をつくっているもの

ふと、今まで読んできた本を重ねたら、どのくらいの高さになるのだろうと思いました。残念ながら私の記憶には残っていない、生まれて初めて読み聞かせをしてもらったであろう絵本から、図鑑や漫画、もちろん今読んでいる小説も含めて全部、です。思ったよりも高くなるのか低くなるのか、まったく想像もつきませんね。
ただきっと、様々なジャンルが含まれているとは思います。学校の宿題や友達の影響、ちょっとした気まぐれなどで手に取って、いっきに夢中になったけれど、すぐに飽きてしまったものも、たくさんあるからです。ただ私は、その時間を無駄にしたとは思いませんよ。たとえ今は当時の本を読み返すことはなかったとしても、その時に得た知識は確かに私の中のどこかにあり、私の一部分を作るのに役立っているでしょう。良い印象でも逆のイメージでも、人の気持ちを動かさない作品はない、そう信じています。
今後も私は、多くのものを見たり読んだりしていくでしょう。長い人生で、自分が完成したと言えるのは、死に直面した時かしら。それでもまだ足りないのかもしれませんが、チャレンジ精神を忘れずに、日々何かを体に取り組み、自己を成長させていけたらいいなと思っています。

お菓子の箱でミニ本棚

お菓子の箱でミニ本棚

先日いただいたお菓子の箱がちょうどコミックスにぴったりのサイズだったので、それを使って、机の上に置く本棚を作ってみました。もちろん、ただ置いただけではありませんよ。綺麗な包装紙を貼りつけて、それなりの見栄えにしました。それほど数が入るわけではないので、ここには本当にお気に入りの作品だけを並べることにしましょうね。さて何を入れようかしら。今度、部屋に設置してある大きな書棚をゆっくり眺めて考えます。
鉛筆立てやちょっとした小物入れなどを手作りするようになったのは、祖母の影響です。彼女は私が小さい頃から、いろいろな物を作ってくれました。それも、私のように適当にやるではなく、きっちりサイズを測り、細かなところまで手を抜かず、ボール紙の上は布張りだったりするのですよ。小さい私にとっては、祖母の手は魔法の手に思えました。残念ながら、今は手元に残っていないけれど、記憶にはしっかりとどまっています。
私もいつか、このように美しいものがつくれるでしょうか。今は小物の作り方なども本になっていますから、それを見てみるのもいいですね。もし初心者でも簡単にできるそうなものがあったら、チャレンジしてみたいなあ。まずは書店で、テキストを選ばないといけませんね。

妄想はお手軽な娯楽

妄想はお手軽な娯楽

とある作家さんが、小説の書き方について「妄想を広げて書くのが一番」とおっしゃっていました。それならば、世の中のたいていの人は小説家になれるのでは、と思います。だって皆さん、自分の恋の行き先や将来、目の前の大切な人の日常などについて、想いをはせることがあるでしょう。実際私は、よくやります。何事も具体的に考えれば考えるほど、目的や目標が明確になり、そこに向かって行きやすいと思っているからです。
それはある意味、ゴルフにも似ていますよ。ピンがなければ、遠くから、ホールのある場所はわかりません。そうなれば、どんなに上手な人だって、どこにボールをうつべきか、途方に暮れてしまうでしょう。ピンがあるから目標を定められるのです。
だから私は想像が大好きですし、それはあっさりと広がって妄想になり、自身を楽しませるものになります。簡単でありがちなテーマを言えば「もしも宝くじが当たったら」などでしょうか。あれを買おう、これをしようと考えても、結果は取らぬ狸の皮算用……ということは、わかっているのですけれどね。それでも、いろいろ期待を膨らませている時間が楽しいのです。脳の一部をちょっと使って幸せになれるのだから、妄想はお手軽な娯楽とも言えます。