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卵料理あれこれ

卵料理あれこれ

卵料理。それは和洋中で用いられており、ふんわり軽やかなスクランブルエッグ、かきたま汁など、挙げたらきりがありません。
先日読んでいた料理の本には、多種多様な卵料理が載っておりました。この書籍は職業も年齢もバラバラな女性達の朝御飯について書かれた作品でした。数多くの卵焼きが登場しており、味付けは家庭により異なっていました。しょうゆやみそやだしを使ったもの、お砂糖を入れた甘いものまで、その家庭ならではの味付けはどれも美味しそうでした。同時に幼い頃から噛みしめてきた母の味を代々受け継いてゆくことを知り、感慨深さを感じたのでした。
さて、私の潜在意識から消すことができない卵料理と言えば、今から十年以上前に観たミュージカル映画に登場した目玉焼きです。田舎町から都会に出てきた女の子がファッションの仕事に携わるフランス映画で、インテリアもお洋服もすべてがキュートな、まさにおしゃれ映画の代名詞と言ったところでしょうか。中でもミニのワンピースを着て、踊りながらフライパン片手に作るシーンは格別におしゃれに感じたのでした。普通の目玉焼きなのですが、可愛いおしゃれ女子が作ると、とても美しいものの見えてくるものです。あれ以来、時折無性に目玉焼きを食べたくなることがあり、お台所であの映画を思い出しながら作ることもしばしばです。そんな時、私もあんな風に素敵なインテリアに囲まれたお部屋で、フライパン片手に小唄を口ずさみたいと強い妄想に駆られるのでした。