Monthly Archives: 2月 2015

これまでにない「新しい本」?

これまでにない「新しい本」?

果たして本には読む以外の使い道があるのでしょうか。先日、友人たちとこんな話になりました。私の脳裏に浮かんだのは、「百科事典を枕にして昼寝する」某漫画のキャラクターの姿。でも枕代わりに使われるのではあまりに本が可哀想というもの…(本をつくった人たちもそれを見たら泣いてしまいそうですよね)。
一人の友人がこんなことを言いました。「お腹が空いたときに食べられる本があればいい」すると別の友人が、「それだと本に賞味期限を記載しないといけないね。食品衛生法にも絡んでくる訳だ。それに、従来の書店と取次システムだけでは機能しなくなる。そもそも返品はどうするのか」。うーん、現在の出版業界ではあまり現実的ではないようです。議論は徐々に白熱します。
それならば、と別の友人。「真っ暗な中でライトがなくても読める本があればいい。特殊なインクで文字が印刷されていて、暗闇の中で光るの。」これにはみんな面白い!と絶賛の声。暗闇の中で読み取れるほど光る特殊なインクなんてものがあればですが。そしてそんな印刷技術はあるのでしょうか。それとも実は、この世にはすでにそんな本が存在しているのでしょうか。いいアイデアだと思うのですが。光るインクの本。どうでしょうか。

友人が探している本

友人が探している本

先日友人からこんなメールが来ました。「この間テレビを見ていたら紹介されてた本が読みたいんだけど、タイトルを忘れちゃったから探すの手伝ってくれない?」といったものでした。いきなりそんなことを言われても困ると思いつつも話を聞いてみると、近所の書店には無かったので、よく読書をしている私に相談してみたというのです。ひとまずその作品のタイトルを知らないことには探しようもないので、話の内容や表紙の雰囲気などを聞くことにしました。しかし、友人が返す言葉は「表紙は赤っぽかった」や、「作者の名前は難しい漢字だった」など抽象的すぎてあまり参考になりません。せめてどの番組で紹介されていたのかと聞くと、その番組名はちゃんと答えてくれました。
そこで、番組のホームページへアクセスしてみることに。すると番組で紹介したもののページがあり、無事に友人が探す作品を見つけることができました。けれど実際の本の表紙はあまり赤くはないし、作者の名前の漢字も難しくはありません。そのことをちょっと意地悪して聞いてみると、笑ってごまかされてしまいました。
後日大きな書店へ二人で行って目的のものを買いました。実はそれについて調べた時に読んだあらすじで私も興味を持ってしまい、二人で一冊ずつ買って帰ったのでした。