そのタイトルの印象の強さと、キービジュアルの不気味さから、発表当時から話題沸騰した「見てはいけない絵画展」。
そんな曰くつきの絵画展があるのか、と一瞬思いましたが、ちゃんとホラー系の企画展示でした(笑)
私は普段美術館や博物館巡りをするのが趣味ではありますが、あまり企画展のようなものには行ったことがありません。
ですが絵画がテーマということもあり、ちょっと気になってしまい、行ってみることにしました。
さて、実際行ってみての感想ですが。
・話題性→◎
・世界観→〇
・空間演出→×
・全体的な満足度→△+
・おすすめ度→△
という感じでしたかね……。
最近ホラー系の作品にハマっていることとか、「見てはいけないもの」ほど見たくなる心理とかもあってちょっと期待値が高かったんですが、若干の肩透かし感がありました。
作品のクォリティや世界観などに問題はなかったですし、作品毎・あるいは見ていくと分かるストーリー性にはワクワクしたんですが、空間演出を×にしている通り、空間から受ける印象によってだいぶ色んなものが損なわれていたな……と残念な気持ちを抱えてながら展示を見ていました。
じゃぁどんな場所で展示されていたのかというと、「打ちっぱなしのコンクリート」「日光が差し込む全面ガラス窓」に囲まれた空間だったんです。
絵画展と銘打っているのですから、せめて作品に日光が当たるような環境はどうにかしてほしかったなーと思います。まぁ予算とかもあるので仕方ないとは思いますけどね……。
そんなこともあり、全体的に一歩引いたところから展示を見てしまって、心から楽しめたかと言われると微妙だな……という気持ちでした。