Category Archives: 身近なメモ

自分を好きになる

自分を好きになる

みなさんは、自分のこと好きですか?私は最近、自分のことがすごく好き。こうゆう言い方をすると、自信過剰?ナルシスト?と、変な風に受け止められるかもしれないけど、そういう意味ではなくて、かと言って説明はうまくできないけど…結局、自分は自分自身のことが、やっぱり好き(笑)。
今まで、生まれた日からずっと自分は自分と向き合ってきて、コンプレックスを抱えて、涙を流して、努力をしてみたりして、たくさんの本を読んで解決策を探し、ようやく乗り越えたような気がして、新しい自分になったような気がして、しばらくすると猛烈な疲労を感じて、結局何も変わってないことに気付いて、またコンプレックスを抱く…。
そんなことを何週も何週も繰り返すうちに、“憧れ”に諦めがついて、自分らしさを受け入れはじめた。受け入れるしかないと気付いた。自分を変えることが成長することだと思っていた青春時代を通り過ぎ、変えなくていい自分に気付き、愛せるようになった。そう思えるようになった日から、視界が広がって私は前を向いて歩くようになった。ありのままの自分を愛せるようになった。そして、自分ではない他人のことも愛せるようになった。
自分を一番輝かせる力は、家族や恋人や友人ではなく、自分自身なのかもしれない。

置いてけぼりの三冊

置いてけぼりの三冊

いつの間にか大きくなっていた、私とあなたの心のミゾ。「忙しい。」それはただの言い訳で、今何を思っても、思い出しても、後悔しても、もう遅い。この部屋に君はいない。帰ってこない。少ない荷物でうちにやって来たキミの本が今、我が家の本棚から消えているというのは、そうゆうことだ。本棚には2~3冊の本が倒れていた。あなたと出会う前から私が持っていて、あなたと共にもう一冊ずつやってきた本たち。また1人に…ではなく、また1冊になった。もう本棚はいらない。クローゼットにしまうか、古本屋さんに持っていくだろう。
私と私の部屋は、あなたのいなくなったスペースにただ立ち尽くしていた。絶対的な終わりに呆然としながら、奇跡的なあなたの帰りを待っていた。
ソファにはあなたの面影がしっかり座って、私は近付けなかった。浅く腰掛けてお行儀よく読書をするその姿を、横から眺めるのが好きだった。

涙も出ず、抜け殻のように、すべて諦めたように、あなたの帰りを待っていた。
溢れた想いがとうとう一粒に変わりそうになったその瞬間、ドアが開き、あなたの「ただいま。」があとに続いた。
あなたは「ごめんね。」とうつむいて、私も「私こそ。」とうつむいて…
そのあと二人で、あなたの本を、本棚に戻した。気付けば私の3冊はあなたの本の海に紛れ、どっちの本かわからなくなった。

定期券内の旅

定期券内の旅

よく晴れた週末は、電車に乗ってどこまでも行きたくなる。知らない街じゃなくてもいい。通勤の定期券が使える区間でも、出勤の混み合う車内から見られない景色が車窓に広がる。
遠く北の方に見える観覧車のような建物。西の山の稜線に目を凝らせば、地上からひときわ頭を高く飛び出す富士山。線路の北側の緑道は、いつの間にかこんなに緑を茂らせている。季節は私が思っているよりもずっと早く移ろっている。
いつもの電車の車窓から見える新しくて新鮮な景色に心を踊らせながら、忙しい毎日の中で置き忘れた大切なものを拾い集めた。
やがて眠くなり、読もうと思っていた新書は、バッグの中で眠らせたまま、私もいつしか眠ってしまった。
目を覚ますと、定期券で行ける一番端の駅…つまり、職場の駅に着いていた。どれだけ心が安らいでいても、体内時計は自宅と会社の距離をしっかり把握しているらしい(笑)。頼もしくもあり、切なくもある。
心地よい目覚めとともに、駅中のカフェで眠っていた新書を起こして、しばし読書をすることに。
こうして職場の駅で、こんなに穏やかな時の流れを感じたことは今までなかった。
街は自分の気持ちでその色を変える。まだまだ知らない景色がある。だから私は、東京が好き。

初めてのジャム作り

初めてのジャム作り

私はこの前の週末に、初めての体験をしました。それは何かというと、ジャム作りです。
私の中ではこれまで、ジャムというのはスーパーなどで買うものであって、決して自分で作るようなものではありませんでした。そんな私がなぜジャム作りをしたかというと、とあるおしゃれな雑貨屋さんで買った本が原因でした。しばらく前に、近所の雑貨屋さんで見つけたその本は、装丁がとてもおしゃれで、ついつい衝動買いしてしまったのですが、その中身はお菓子などのレシピ集だったのです。それで、せっかくこの本を買ったのに活かさないのはなんだかもったいないような気がして、ジャム作りに挑戦してみた、というわけなんです。
生まれて初めてのジャム作りは、緊張の連続でした。でも、買った本をみながら慎重に作っていったところ、なんとか無事にジャムを作ることができました。さっそく食べてみたところ、やはりお店で売っているもののように味がととのってはいませんでしたが、自分で作ったという思い入れがあるぶん、おいしく感じられました。今回作ったのはイチゴのジャムだったので、紅茶に入れてみたりして楽しむこともできました。
たまたま購入したレシピ集でしたが、このように役に立ってよかったです。他のレシピもそのうち作ってみたいと思います。

書評欄が毎週の楽しみ

書評欄が毎週の楽しみ

我が家は、新聞を三紙購読しています。というと、たいていの人には「なんでそんなに!?」と驚かれてしまうのですが、これには読書好きの人なら納得してくれるであろう理由があります。その理由というのは、新聞の書評欄を読むためなのです。
週末などに数面に渡って掲載されている書評欄。実は、私はあの書評欄を読むのが毎週の小さな楽しみなんです。まず何よりも、自分の好きな本が書評欄で紹介されていると、なんだか嬉しくなりますし、その紹介文を読んで「なるほど、人はこういう読み方をしているのか」なんて考えるのも楽しみの一つです。それに、普段読む本はどうしても自分が好きな作家、好きなジャンルの本に偏ってしまうので、書評欄を読むと普段自分がまったく触れないような本を知ることができて、世界が広がる感じがするのです。さらに言えば、書評欄で本を紹介している書評委員それぞれの文章を読むこと自体も面白かったりします。人によって様々な本の紹介の仕方があって、飽きないんですよね。
このように、書評欄というのは、そこまで華やかではないですが、とても興味深いのです。これまで新聞の書評欄なん読んでいなかった、という人には、ぜひぜひこれからは書評欄も読んでほしいと思います。

ついつい気になるコンビニの一角

ついつい気になるコンビニの一角

コンビニの一角にある本の売り場って、なんだか無性に気になりませんか?
漫画の最新刊が並べてあって、「この漫画最新刊出てたんだ!」と気付いたり、普段書店に行ったときには気にならないような、うんちく系の新書に目が留まったり・・・。さらには、有名な漫画の特別版がおいてあって、ついつい買ってしまいそうになったり・・・。
スペースがあまり広くないぶん、特徴的な本が集まっているからなのでしょうかね?コンビニに行くたびに、あの本の売り場が気になってしまって、ついつい立ち寄ってしまいます。そして、実を言うと、そのコンビニの本の売り場で、先日ついに本を買ってみました。もともとそのコンビニに行ったのは、お弁当を買うためだったのですが、本の売り場に立ち寄ったところ、どうしても気になる本を見つけてしまって・・・。思い切って、買ってみたというわけなんです。その本は、うんちく系の新書で、私は普段そういう本はあまり買わないのですが、タイトルが秀逸で、ものすごく心が惹かれてしまったんです。まだその本は時間がなくて読めていないのですが、早く読みたくてソワソワしています。
皆さんも、ぜひ今度コンビニに行ったときには、本の売り場をちょっと見てみてください。きっと、気になる本がおいてあるはずです。

普段使いの器

普段使いの器

大きめのおせちのお雑煮の器。漆塗りでとても気に入っているんだけれど、お正月にしか使えないのは勿体ない。それで、最近、具だくさんの味噌汁を作って普段の夜にも使う事にしてみた。大根、豆腐、油揚げ、人参、わかめ、そういう台所にある具材を何でもたっぷり刻んで、丁寧に取った鰹のだし汁でじっくり煮込んで、八丁味噌を溶かしいれる。味噌を入れる時は日を止めて、菜箸と味噌こしを使ってぐるぐるとお湯をかきまわして綺麗に溶けるまで時間をかけて。そうやって作った具だくさんの味噌汁をお雑煮用のお椀に丁寧に注ぎ入れて、たっぷりと小口切りにした薬味ネギを盛りつけて、お椀用の蓋をする。そして蓋をした器をテーブルに持っていってお夕飯。特別豪勢な事をした訳ではないけれど、夕飯がちょっと美味しくなる一工夫。料理をゆっくり味わって食べるためにはどんな器に盛りつけるかとか、蓋があるかないかとか、そういう事で変わってくるんだって気がついた。お気に入りのお雑煮の器を普段にも使えるし、一石二鳥。具だくさんの味噌汁は健康にもいいので、一石三鳥ぐらいになるのかな? 味噌汁を上手に作れるようになれたらもっと毎日が楽しくなるのかもしれない。頑張ろう。

ライトノベルとメディアミックス

ライトノベルとメディアミックス

私はライトノベルが好き。
本格ミステリーや本格ファンタジーも大好きだけれど、気軽に読めて大笑い出来るライトノベルは月に何冊も読んでいる。
「ハルヒ」とか有名処は勿論、結構マイナーなのも読んでいる方。
「ハルヒ」は漫画にアニメに映画にカードゲームに……その他ネット上でも話題になって、本当色々なメディア展開されたよね。
それでも私は原作のハルヒが一番いいと思うんだ。漫画もアニメもそれぞれの魅力があるし面白かったと思う。だけど私はやっぱり、ライトノベルのハルヒが一番。
それはハルヒに限らずアニメ化されたライトノベル全般に言える事で、活字には活字にしかない魅力があるっていうこと。
やっぱり好きな作品が漫画化されたりアニメ化されたりするのは嬉しいし、それによってファンが増えて盛り上がるのは本当楽しい。
でも、原作のライトノベルが一番面白く感じられるのは何故なんだろうって自分でも思う。やっぱりそれは、「想像力」なんだろうね。活字が、文字の白黒の世界から伝えてくる圧倒的なイマジネーション、軽妙な文体から綴られるシンクロニシティ。
どんなメディアにも負けない本物の魅力がライトノベルや多くの小説にはあるんだと思う。私はメディアじゃライトノベルが一番。

私のストレス解消法

私のストレス解消法

この間昔からの友達と集まって女子会を開いた時に、気分が落ち込んだりストレスが溜まった時にそれらを発散させる為に行くお気に入りのスポットは何かという話をしました。みんな挙ってディズニーランドや水族館やカラオケといったレジャースポットを挙げていたんですが、私は図書館かな~と言ったら、一瞬場がシーンとなってしまいました・・・(^_^;)あの静かな雰囲気が好きなんですよね。落ち込んだりストレスが溜まっている時ってモヤモヤして落ち着かないし、ずっと頭の中で色んな事を考えてしまうので何だか忙しい状態になるので、外の喧騒から離れて静かな場所に行きたいって思うんです。図書館は本屋よりも静かだし、誰に気兼ねする事無く堂々と立ち読みが出来るし、何より圧倒的な数の本を眺めていると、それに気を取られて悩んでいた事も忘れて、いつの間にかワクワクしている自分がいるんです。気になる本を探している間とか、その場で読んでいる間って、嫌な事全部忘れられるんですよね。しかも自然とその時の自分に合った本を探しているので、見つけられた時に悩みを解決する糸口にもなるんですよ~。私にとって何よりの癒しスポットです。友達の反応を見て、これって意外なのかな?って思いましたが、結構オススメですよ(*^^*)

読書感想文の思い出

読書感想文の思い出

子どもの頃の夏休みの宿題といえば、「読書感想文」ではないでしょうか。普段あまり本を読まない子どもだった人は、あらすじだけ読んで書いちゃった、なんて思い出があるかもしれません。しかし私の場合は、読書が好きなわりには読書感想文がものすごく苦手だった思い出があります。
印象に残っているのは小学生の時のこと。自分の好きな本を取り上げていいということだったので、まずどの本を取り上げればいいのか?という問題に悩まされることになりました。色々な種類の本が好きだったことが逆に仇となってしまったようです。私が当時好きだったのは子ども向けの推理小説、ファンタジー、YA文学から大人向けのエッセイや小説まで様々で、一体自分が好きな本とはなんなのかと困惑してしまいました。恥ずかしがり屋の子どもだったので、あまり変わった作品を選んで目立ちたくない、なんて思ったことを覚えています。
結局私が選んだのは、当時人気だった子供向けファンタジーのうちの一冊でした。それから少しずつあらすじを書いては一言ずつ感想を加えていくというスタイルで文章をなんとか作成しましたが、作業は0時過ぎまで書き、小学生にとってはまるで徹夜なみにつらかったことを覚えています。
そんな思い出も今振り返ってみると、なんだか懐かしくて、過去の自分が微笑ましく感じたりします。もし過去に戻れたら、子どものころの自分と一緒に読書感想文を書いてあげるのになあ。