知り合いの男性でエアロビクスがとても上手な人がいます。学生の頃からエアロビクスをやっていて、その頃は本格的にやっていたらしく大会にまで出場していたそうです。道理で、とてもカッコよく踊っているので、びっくりです。そんなカッコよく踊っておる男性の横で、エアロビクス初心者の私が飛んだり跳ねたりしています。
エアロビクスのことは良く知らなかったので、大会とかがある事すら初耳だったのですが、やってみるととても楽しいものです。クラスが上級のものには出られませんが、初心者のクラスなら無理せず、動きも難しくないのでしっかりと体を動かすことができます。何事も基本が大事、と思いますので、まずは基本的なことをしっかり身に付けて、それから上のクラスに行こう、と思い早4年。いまだに初心者のクラスにいます。それは上のクラスではついていけない、というものありますが、自分はムリせずに満足できるエアロビクスができれば、それでいいのです。相変わらず、上手な彼はカッコよく踊っています。クルクルとターンしたり、細かいステップを上手に踏んで気持ちよさそうです。先日は大会で何とか賞をもらったそうです。これからもがんばってほしいですね。私は、ちょっと年配の方々と楽しくベーシックなエアロをがんばっていきたいと思います。
Category Archives: 身近なメモ
あなたへ
あなたには、本当にいつも感謝をしている。今私が、こうして笑顔でいられること。忙しいことさえも幸せに感じられて、暇な時間なんてなくていいと思えること。辛いことも、一晩眠ってあなたと「おはよう。」を交わせば、すぐにまた頑張れること。
あなたがいるから頑張れる。何もなかった私をこんなにたくましく咲かせてくれたのは、あなたのその溢れる笑顔。あなたが泣いているときは、私がいつも一番近くにいる。安らかな眠りにつくまで、いつまでも子守歌を歌ってあげる。
生きていて起こるすべての出来事にあなたを重ねて、その度に一人で笑顔をこぼしたり、ときには何気無いことで不意に涙が溢れたり。先週観た映画にも、初めて読んだ本にも、懐かしい音楽にも、美味しいお店の料理にも、ひっそりと開店した近所の雑貨屋さんにも、駅前の花屋さんに並ぶガーベラにも、夏の暑さにも、冬の寒さにも、まぶしい朝焼けにも、夜の電車から見える一番星にも…。
すべてにあなたを描いて、「今日も生きていてくれてありがとう」とつぶやきながら、明日のあなたも健やかであるようにと願う。
あなたがこの世に産まれた日から、私の人生は大きく変わった。私のもとに産まれて来てくれて、本当にありがとう。
愛しいあなたが、明日も健やかでありますように。
ハナキンのお酒の匂い
金曜日の夜の駅前は妙に浮かれていて楽しい。いわゆる「ハナキン」の駅前通りを歩けば、そこかしこからお酒の匂いが漂う。お酒なんて全然飲めないくせに、フラフラと誘い込まれて、例のセリフを言いたくなる。「とりあえず生‼」…(笑)今のところビールの美味しさすら解明できていないから、「とりあえず」とゆう感覚はとりあえずまったくわからない(汗)。
それでも居酒屋から聞こえてくる「カンパイ‼」の声と、駅前をフラフラ歩く赤ら顔の人たちの笑顔を見ていると、ついついこちらまでハッピーな気持ちになる。暗いニュースや悲しいことも世の中にはあるけど、できればみんな笑っていたい。酔っぱらいのヘラヘラも、日々の頑張りの中にある。みなさん毎日お疲れさま。
そんなお酒の香りとヘラヘラを横目に、近所のコンビニで、本と小さな缶ビールを購入。飲めない自分が初めて買った缶ビール。なぜか照れて、やけに嬉しくて、そんな自分が少し可愛くて、気付けば歩くペースが早くなっていた。
部屋に着いてうがいをして、グラスにビールを移すと、それはもうびっくりするほど少ない量。私が好きなジンジャーエールならこんなの一口だよって思ったけど、しっかり半分くらいしか飲めなかった。
やっぱり私は、自分が飲むより、飲まれる人を見てるのが好きみたい(笑)。
ビールを飲もう
「今夜はビールを飲もう。」
お酒の弱い君が突然そんなことを言うのは、だいたい決まって金曜日の夜。いつになく思い切った口ぶりがおかしくて、なんだかつい笑ってしまう。毎日忙しい職場で文句も言わずに働いているから、たまには「わ〜っ‼」ってなるのでしょう。いつもほんとにお疲れさま。
私も日頃飲まないから、2人で1缶で充分なのはこれまでの研究で立証済みなのに、必ず君は2缶買ってきて、1人1缶をプシュッと開けて、満面の笑顔で乾杯をする。
これだから思わずつられて、金曜日の夜は楽しい。めったに飲まないアルコールのために、枝豆やら煮込みやら唐揚げやら、めったにつくらないおつまみをこしらえて、めったにしゃべらない君がよくしゃべるのを、夜がふけるまで聞いている。
気が付くと君は、電池が切れたようにそのままソファで眠りに落ちている。缶ビールは予想通り、2人合わせて1缶ちょっとの量が残ったまま。だから決まって、ビールの翌日の夕飯は豚肉を煮たやつになる。豚肉はビールで煮るとやらかくなる。そうすると君は「無駄にしなくて偉い。」と褒めてくれるから、ビール2缶もわるくない。
眠った君にブランケットをかけて、付けっ放しのスポーツニュースを消すと、ホロ酔いの私は読書をはじめる。
君との宴のあとの読書。この時間が一番好き。
幸せなこと
大切なキミが、今日も元気でいてくれることが、こんなにこんなに幸せな。今こうして、隣で黙って本を読むキミの横顔を眺めている。ただそれだけで心が満たされて、あなたと本の隙間にもぐり込みたくなる。ずいぶんと真剣な眼差しで読んでいるから、きっと「いいトコロ」なんだろう。だから私も、あまり興味のないテレビ番組を夢中で見ているフリをして、ちょっかいを出さないでいてあげるの。たくさんの奇跡とたくさんの偶然で私は結ばれた。近くにいることだけを求めたときは、遠くにいる時間を憎んだ。求めすぎて近付きすぎたら、大切なモノが見えなくなって、今度は離れた。それからお互い、少しの時間を置いてから、結局寄り添った。
愛情って、気付かぬうちに自然と湧き出て、音もなく静かに大きな池を湛える。そんな、泉のようなものかもしれないと思う。振り絞るものでも、どこかから運んでくるものでもなく、いつしか湧き出て、私たちを満たしている。
キミは本を読むのを途中でやめると、ソファから立ち上がり、冷蔵庫から炭酸水を取り出して、グラスに注ぎ、1つを私に渡しながら言った。
「テレビ、今日はおもしろいのやってないね。」
なんだ、気付いてたの?テレビのことも、私があなたにもぐり込みたかったことも。
泉のような幸せで満たされている。これからもずっと続く気がして、私はもぐり込んだ。
自分を好きになる
みなさんは、自分のこと好きですか?私は最近、自分のことがすごく好き。こうゆう言い方をすると、自信過剰?ナルシスト?と、変な風に受け止められるかもしれないけど、そういう意味ではなくて、かと言って説明はうまくできないけど…結局、自分は自分自身のことが、やっぱり好き(笑)。
今まで、生まれた日からずっと自分は自分と向き合ってきて、コンプレックスを抱えて、涙を流して、努力をしてみたりして、たくさんの本を読んで解決策を探し、ようやく乗り越えたような気がして、新しい自分になったような気がして、しばらくすると猛烈な疲労を感じて、結局何も変わってないことに気付いて、またコンプレックスを抱く…。
そんなことを何週も何週も繰り返すうちに、“憧れ”に諦めがついて、自分らしさを受け入れはじめた。受け入れるしかないと気付いた。自分を変えることが成長することだと思っていた青春時代を通り過ぎ、変えなくていい自分に気付き、愛せるようになった。そう思えるようになった日から、視界が広がって私は前を向いて歩くようになった。ありのままの自分を愛せるようになった。そして、自分ではない他人のことも愛せるようになった。
自分を一番輝かせる力は、家族や恋人や友人ではなく、自分自身なのかもしれない。
置いてけぼりの三冊
いつの間にか大きくなっていた、私とあなたの心のミゾ。「忙しい。」それはただの言い訳で、今何を思っても、思い出しても、後悔しても、もう遅い。この部屋に君はいない。帰ってこない。少ない荷物でうちにやって来たキミの本が今、我が家の本棚から消えているというのは、そうゆうことだ。本棚には2~3冊の本が倒れていた。あなたと出会う前から私が持っていて、あなたと共にもう一冊ずつやってきた本たち。また1人に…ではなく、また1冊になった。もう本棚はいらない。クローゼットにしまうか、古本屋さんに持っていくだろう。
私と私の部屋は、あなたのいなくなったスペースにただ立ち尽くしていた。絶対的な終わりに呆然としながら、奇跡的なあなたの帰りを待っていた。
ソファにはあなたの面影がしっかり座って、私は近付けなかった。浅く腰掛けてお行儀よく読書をするその姿を、横から眺めるのが好きだった。
涙も出ず、抜け殻のように、すべて諦めたように、あなたの帰りを待っていた。
溢れた想いがとうとう一粒に変わりそうになったその瞬間、ドアが開き、あなたの「ただいま。」があとに続いた。
あなたは「ごめんね。」とうつむいて、私も「私こそ。」とうつむいて…
そのあと二人で、あなたの本を、本棚に戻した。気付けば私の3冊はあなたの本の海に紛れ、どっちの本かわからなくなった。
定期券内の旅
よく晴れた週末は、電車に乗ってどこまでも行きたくなる。知らない街じゃなくてもいい。通勤の定期券が使える区間でも、出勤の混み合う車内から見られない景色が車窓に広がる。
遠く北の方に見える観覧車のような建物。西の山の稜線に目を凝らせば、地上からひときわ頭を高く飛び出す富士山。線路の北側の緑道は、いつの間にかこんなに緑を茂らせている。季節は私が思っているよりもずっと早く移ろっている。
いつもの電車の車窓から見える新しくて新鮮な景色に心を踊らせながら、忙しい毎日の中で置き忘れた大切なものを拾い集めた。
やがて眠くなり、読もうと思っていた新書は、バッグの中で眠らせたまま、私もいつしか眠ってしまった。
目を覚ますと、定期券で行ける一番端の駅…つまり、職場の駅に着いていた。どれだけ心が安らいでいても、体内時計は自宅と会社の距離をしっかり把握しているらしい(笑)。頼もしくもあり、切なくもある。
心地よい目覚めとともに、駅中のカフェで眠っていた新書を起こして、しばし読書をすることに。
こうして職場の駅で、こんなに穏やかな時の流れを感じたことは今までなかった。
街は自分の気持ちでその色を変える。まだまだ知らない景色がある。だから私は、東京が好き。
初めてのジャム作り
私はこの前の週末に、初めての体験をしました。それは何かというと、ジャム作りです。
私の中ではこれまで、ジャムというのはスーパーなどで買うものであって、決して自分で作るようなものではありませんでした。そんな私がなぜジャム作りをしたかというと、とあるおしゃれな雑貨屋さんで買った本が原因でした。しばらく前に、近所の雑貨屋さんで見つけたその本は、装丁がとてもおしゃれで、ついつい衝動買いしてしまったのですが、その中身はお菓子などのレシピ集だったのです。それで、せっかくこの本を買ったのに活かさないのはなんだかもったいないような気がして、ジャム作りに挑戦してみた、というわけなんです。
生まれて初めてのジャム作りは、緊張の連続でした。でも、買った本をみながら慎重に作っていったところ、なんとか無事にジャムを作ることができました。さっそく食べてみたところ、やはりお店で売っているもののように味がととのってはいませんでしたが、自分で作ったという思い入れがあるぶん、おいしく感じられました。今回作ったのはイチゴのジャムだったので、紅茶に入れてみたりして楽しむこともできました。
たまたま購入したレシピ集でしたが、このように役に立ってよかったです。他のレシピもそのうち作ってみたいと思います。
書評欄が毎週の楽しみ
我が家は、新聞を三紙購読しています。というと、たいていの人には「なんでそんなに!?」と驚かれてしまうのですが、これには読書好きの人なら納得してくれるであろう理由があります。その理由というのは、新聞の書評欄を読むためなのです。
週末などに数面に渡って掲載されている書評欄。実は、私はあの書評欄を読むのが毎週の小さな楽しみなんです。まず何よりも、自分の好きな本が書評欄で紹介されていると、なんだか嬉しくなりますし、その紹介文を読んで「なるほど、人はこういう読み方をしているのか」なんて考えるのも楽しみの一つです。それに、普段読む本はどうしても自分が好きな作家、好きなジャンルの本に偏ってしまうので、書評欄を読むと普段自分がまったく触れないような本を知ることができて、世界が広がる感じがするのです。さらに言えば、書評欄で本を紹介している書評委員それぞれの文章を読むこと自体も面白かったりします。人によって様々な本の紹介の仕方があって、飽きないんですよね。
このように、書評欄というのは、そこまで華やかではないですが、とても興味深いのです。これまで新聞の書評欄なん読んでいなかった、という人には、ぜひぜひこれからは書評欄も読んでほしいと思います。