Category Archives: 身近なメモ

児童書の配列事情

児童書の配列事情

先日スーパーマーケットに出掛けた時に気付いたのですが、お菓子売り場って独特の配列になっていますよね。小さな子が好きそうなものは一番下の棚に、年齢が大きい子が選びそうなものは上の方に置いてあるのです。おそらくは対象年齢に該当する子供たちが、それぞれ目につきやすいところ、手が届くところに置いているのでしょう。だから店内に「ママこれ買って」などという声も、響いてしまうんですね。
そこで私は、書店の場合はどうだろうと思いました。スーパーの棚のように一番下までは置かないから、平積みする台の上ということになるでしょう。気になって児童書売り場を覗いてい見ると、私が行ってみたところでは、遊べる本や大きな絵本がメインに置かれているようです。触ると音が出るものや、テーブルの上においてページをめくるサイズのものですね。
でも、飾り棚のように目立つところに並べてあるものも大きなサイズだったから、あまりこだわりはないのかもしれません。お菓子のように「これが欲しい!」と本人が決めるというよりは、親と相談して選ぶ可能性が高いから、ジャンルが別れていれば、問題はないのでしょうか。想像の思考ではありますが、考えるとつい真剣になってしまいますね。

大事なのは触れること

大事なのは触れること

この間小説の中に、子供がおばあちゃんと森の中を散策するというシーンが出てきました。最近はインターネットを使えば、どんなに珍しい動植物でもたいていは画像を見られますし、生態について詳しく知ることもできます。でもおばあちゃんは、「手に触れてみることが大事」と言うのです。
私はこの場面を読んだ時、もっともだと深く納得しました。それより何日か前、初めて作る料理に失敗していたからです。レシピ本の通りに作ったはずなのに、どこがいけなかったのでしょう。わかりませんが、やっぱり実際にやってみるということが、とても大事ですよね。それに、材料からなんとなく想像できる人がいたとしても、触感や香りや味などは、現物を前にしてみないと、正しいところはわかりません。「まずそうだけど美味しかった」「長く食べず嫌いをしていて損をした」なんてことだってあるのです。
食べ物のみならず、他の事に感じても同じです。実物を知っているか否かで、その物に対するイメージはかなり違うと言えるでしょう。だからこそ私は、積極的になんにでも触れていきたいと思っています。きっかけのぶんだけ、ちょっとだけでもいいのです。それでその後何かが、大きく変わるかもしれません。

若い友達が古い作品を好む理由

若い友達が古い作品を好む理由

年下の友人に、古い作品にとても詳しい人がいます。私の親世代が愛読していたようなものばかり読んでいるのですよ。良い作品は世代を超えて伝えられていきますから、もちろんそれがいけないということはありません。むしろ、自分が知らないことをたくさん知っているので、とても尊敬しています。
どうしてそのような作品を好むのかと聞いてみたところ、親戚のおばさんが好きで、借りているうちにはまってしまった、ということでした。「今のかわいくて綺麗な絵の話も好きだけど、昔の劇画チックなのとか、見ていてぞくっとするよね」と言う彼女は、ホラーでも読んでいたのかしら。ぞくっとするって、そういうことですよね……?それとも、ドラマチックで感動するということ?個性のある表現は、判別がなかなか難しいところです。
でも、結局は、新旧どちらにもそれぞれの魅力があるからこそ、両方とも手放せないということですよね。そして彼女の年代が新しいものを読むのは一般的なので、逆に古いものの話すると、注目されるのでしょう。それにしても、おばさんの本が読めるなんて羨ましい……遠方に住んでいるので会う機会はとても少ないのですが、いつかぜひ見せてもらいたいです。

手紙を楽しんで書く工夫

手紙を楽しんで書く工夫

先日友人が「考えるのが面倒だから、お礼状などの手紙を出す時には、インターネットの例文をそのまま書き写している」と言っていました。たしかに今はちょっとキーボードを叩くだけで、何種類ものテンプレートを見ることができるから、とても便利ですよね。ただ私はそれを聞いて、ちょっともったいないなあと思いました。インターネットの例文は礼儀的には正しくとも、そのままではオリジナリティがまったくないからです。
たとえば、健康に気を付けてくださいと書くところを「ご自愛ください」とするか「お身体をお厭いください」とするかでも、イメージはだいぶ違うでしょう。相手によって、または自分の好みによって選ぶ文言を変えたり、小さなところだけでもオリジナルで考えるようにすれば、手紙を書くことをゲーム感覚で楽しめるかもしれません。
最近は減っているとはいえ、暑中見舞いや年賀状、クリスマスカード、バースデイカード、お中元やお歳暮のお礼状など、書こうと思えばいくらでも文章を書く機会があります。私などは送るのも届くのも楽しみにしていますが、そういう仲間が増えればうれしいです。皆メールやSNSをやっているんですもの。手紙だって、それとたいして変わりませんよ。

本が詰まっている幸せ

本が詰まっている幸せ

この間、友人が「本棚を作ったよ」と写真を添付したメールを送ってきました。あの子は昔から不器用だったのに、いきなりどうしちゃったんだろうと思いつつ見てみれば……なんと、全体が傾いていたから驚きです。もともとそういう設計だったのか、それとも作っていたら何かを失敗してこうなってしまったのか、たぶん前者とは思いますが、聞けていません。
しかし、本はしっかり縦にして並べるものだというのは、ある意味固定観念でもありますよね。最近のユニークな棚は昔からある物のように四角とは限らず、楕円形をしている物もありますし、横に置いて積み上げる物もあります。あれも最初はびっくりしましたけれども、そういうデザインと思えば、画期的だなと感じますもの。そう思って見ていると、もっとお洒落な部屋に住んでいたら、すぐに購入したいくらいうきうきしてきます。
でも私、ただ段ボールを積んだだけの中に、サイズも向きもぐちゃぐちゃに本が並んでいる様子も好きなんです。とにかくそこに、ぎゅっと詰まってたくさんあるぞっていうイメージが、幸せをくれるんですよね。だから時々行われる古書祭りなどに行くと、一日中でもいられます。結局のところ、棚にも同じものを求めている気がしないでもありません。

足踏み読書で健康改善?

足踏み読書で健康改善?

「僕はいろいろな姿勢で本を読むんです。椅子に座ったり寝転んだりもしますけど、立ったままというのもあるんですよ」知人がこう言った時、私はとても驚きました。書店で立ち読みをする時以外、立ったまま読書をしたことがないからです。なんでも彼は、座りっぱなしだと体に悪いから、あえていろいろと姿勢を変えているのだとか。足踏みをしながらなんて時もあるらしいですよ。私がその日の気分によってごろごろしているのとは、わけが違いました。
もうしばらく前から、スタンディングデスクを使って仕事をしている会社もあるようですから、それと同じ考えなのでしょう。それも初めて知った時は、ずいぶん斬新な発想だなと思いましたね。ただ結局のところは、どんな姿勢でも、動かないということがいけないと聞いたことがあります。もちろん食事や病気などその他の原因もあるので、人それぞれ状態は異なるでしょう。
でも、足踏みしながら読書は、新鮮でいいと思います。私も雑誌を見るときなど、気軽なものを読む時に試してみようかしら。大きくて厚いものだと、持ちっぱなしの腕が辛くなってしまうかもしれないから、まずはどこか本を置けるところを見つけてから試してみましょう。

カフェの過ごし方は万国共通

カフェの過ごし方は万国共通

この間、外国のカフェ事情についてテレビで放送していたのですが、お店にずいぶん便利なものが置いてあって、なるほどと思いました。片手で扱える新聞ホルダーです。あちらの新聞は日本のもののサイズとは違い、タブロイド紙と同じ大きさなので、ぎりぎり片手でも持てるかなという感じでしたよ。左手でこれを持ち、右手でコーヒーを楽しむ、これが常連のスタイルなのだそうです。
確かに私もカフェに行くと、左手に文庫本、右手に飲み物を持って、両方同時に楽しみますね。ただそのままだとページをめくるのが大変なので、飲み終わればちゃんとカップをテーブルに置きます。どこの国の人でも、安らぐ方法は同じというのが、当たり前かもしれないけれど、私にとっては新たな発見でした。
このようなことを書いていたら、カフェに行きたくなってきましたね。最近見つけたお気に入りのところがあるのですよ。そこは自宅からはちょっと遠いのですが、窓から見える景色が美しいので、暇があると通っています。もちろん、本を持って行くのを忘れてはいけません。長い時間をゆっくり過ごすためには、必須アイテムですからね。スマホやタブレット、電子書籍リーダーを手放して、原点回帰するにはぴったりの場所です。

痛くなるほどおもしろい?

痛くなるほどおもしろい?

友人と映画を見に行きました。初めて行く場所だったのですが、ひとつひとつの席が広いのでゆったりと足を伸ばして座ることができて、快適でしたね。見終わった後、いつもは確実に背中が痛くなり、腰もバキバキになってしまうのに、この時はそのようなこともありませんでした。やはり長時間、同じ姿勢でいるためには、座り心地に良い椅子が大切なのですね。
しかし自宅のテレビで映画を見る際は、そのようにいい椅子を特別に用意することはできませんから、途中で体勢を変えつつ、お茶やお菓子などをつまみながら、画面を見ています。ただ、あまりに面白い作品だと、動くことを忘れて集中してしまい、後からあちこちが痛くなると言うこともあるのですよね。あれ、ということは自宅の場合、体の痛みイコール、夢中になっていた証なのでしょうか。今、気が付きました。それならちょっとくらい筋肉が固まっても、大歓迎なのですね。
さて、新しい発見をしたところで、今度の休みには、友達が紹介してくれた作品のDVDを見ることにしましょう。一応お茶とお菓子を用意して、体は痛くなるかしら。でもそうなったら視聴後に、筋肉をほぐすために、温かいお風呂に入ればいいですよね。

早期開封で情熱を維持

早期開封で情熱を維持

この間親戚の家に遊びに行ったら、リビングの端に段ボール箱が山積みになっていました。全部、オンラインショップのロゴが印刷されているものです。どうしてここに置いてあるのかと尋ねれば「注文した時はテンション高かったんだけどね、開けるの面倒になっちゃって……」とのこと。もう何をたのんだかも覚えていないというのですから、驚きです。私ならその日を待ち望んで、到着次第うきうきと開封してしまうでしょう。
結局その後、このままでは邪魔だと言うので、一緒に箱を開けて、片付ける手伝いをしました。中にあったのは服や本など、様々なものですが、親戚は嬉しそうな顔ひとつしません。一度ため込んでしまうと、そんなにどうでもよくなってしまうものかしら。しかも彼女はそのうちの本を何冊か、私にくれたんですよ。「たぶん読まないと思うから」ですって。
なんとも不思議な感じはしますが、もしかして、引っ越しをした時に「あとで片付けよう」と置いておいた段ボールが、何年も放置されてしまうという状態に似ているのかな、と考えたら納得できました。なんでも、熱が冷めないうちに開封するのが大切ですね。今後のためにも教訓として、頭の片隅に置いておこうと思います。

雑誌の収納特集は役に立つ

雑誌の収納特集は役に立つ

テレビ番組を録画したDVDは、どんどんたまっていってしまいますよね。明らかにもう見ないとわかっていれば、上書きしたり手放したりすることも考えられますが「今は忙しいから後で見よう」などとやり始めてしまうと、きりがありません。
それを整理収納特集の雑誌が大好きの友達に相談してみたところ、彼女はあっさり「ファイリングすればいいじゃない」と言いました。DVDが割れてしまったら困ると思い、一枚ずつプラスチックのケースに入れていたのを取り出して、専用の入れ物にまとめて棚に並べれば、大したスペースにはならない、とのことです。「大丈夫、DVDは割ろうと思わなければ割れないくらいの強度があるから」その言葉に納得し、試してみたところ、本当に省スペースだし、見る時も探しやすいしで、もっと早くこうすれば良かったと思いました。
こうしなければいけない、という固定観念に縛られず、常に自分にとってやりやすい方法を探していくのも大切ですね。そういえば、取り出しにくい台所用品を、立てて保存するようにとアドバイスをくれたのも彼女でした。周囲の人には収納マニアと呼ばれている友人の知識には脱帽します。またなにか困ったことがあったら、ぜひ相談してみたいと思います。