年齢とともに変わる嗜好

年齢とともに変わる嗜好

最近、母がりんご酢にはまっています。先日は牛乳と混ぜ、昨日は炭酸水と混ぜて飲んでいました。「美味しいよ」と言われたので一口味見をしてみたら、なんて酸っぱいこと!飲んだ瞬間、体がぶるっと震えてしまいました。
こんな私ですが、大人になって以降、酢の物が大好きです。子供の頃は酸味が駄目でしたが、年をとるとわりと平気になるものですね。変化を知ったきっかけは、食に関するエッセイでした。どうしてその本を手に取ったのか、今となっては覚えていません。知らない作家さんの作品でした。酒の肴のようなメニューについて、ひたすら語っているというもので、その中にタコの酢漬けがあったんです。それを見て、美味しそうだなって思ったんですよね。さっそく母にリクエストし、食べてみたら思った以上に美味でした。それ以来、お酢が好きになったんです。なんて単純なことでしょう。ちなみに同じパターンで、お蕎麦もウーロン茶も好きになりました。それとオクラも!子供時代の私、好き嫌い多すぎですよね。
大人になってわかる味もありますし、逆に苦手になるものもあります。揚げ物とか昔は毎日でもよかったのに、今は連日だとちょっと辛いですものね。年齢とともに変わる嗜好が変わるなんて、ちょっとだけ不思議です。

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