人も本も丈夫が一番

人も本も丈夫が一番

友達が、お気に入りの本の装丁を直したそうです。古くなって表紙がはがれてしまったのだけれど、手放す気にはなれなかったので、分解して作り直したのだと言っていました。彼女はこの方法を、学生時代に学んだのですって。面白いことを教えてくれる学校があるものですね。
しかしこれは、とても羨ましい技術だと思います。私も、昔から大事に読んでいる本があるのですよ。カバーもページもぼろぼろで、でもセロテープで修繕するとあとから色が変わってしまうので、それもどうかと思い、そのままにしています。彼女ならうまく綺麗にしてくれるかしら。……宝物だから、自分で何とかしたい気もするのですよね。やり方を教えてもらえるか、聞いてみるほうがいいかなあ。そうすれば、次に直したいものができた時も、自分で何とかできますものね。
大事なものが新品のように美しいことが、必ずしもいいとは思いません。ただ手に取るたびに「これ以上壊れてしまったらどうしよう」と心配にならなくて済むよう、ある程度の頑強さは欲しいところです。もし本が直せるのならば、見た目はそれなりでもいいので、表紙を厚くしてみることにしましょう。まずは近日中に、友人に連絡を取りたいと思います。

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