この間、夜中にプリンターのインクがなくなってしまいました。大好きなオンライン小説を、プリントアウトしていた時のことです。あと一ページ分なのに!と思いつつも、時間的に開いているお店はあるはずもなく。インターネットで購入しても、すぐには届きませんからね。諦めて就寝しました。
印刷するのは黒い文字の所なのに、他の色のインクがないからといって、止まってしまうプリンターの仕組みは、まったくもってわかりません。全てのインクを混ぜて使っているとはいうけれど、黒だけならば混ぜる必要が無いのではないでしょうか。……などと、愚痴っても仕方がないことですね。ちゃんと予備を用意しておくべきでした。
これは全部揃えてクリップで綴じて、いつでも手に取れるようにベッドの脇に置くのです。就寝前にパソコンの画面を見ると、ブルーライトで眠りが浅くなると聞いて、それならばよく読むものだけはこうしておこう、と決めたのでした。著作権云々の問題もあるでしょうが、自分で見るだけなら問題ないですよね。これで寝不足改善しつつ、素敵な作品を読むための時間もキープできるのですから、印刷の手間も、インクを買いに行かなければいけないことも、たいして手間ではないと思うことにしましょう。
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自室を映画館にする方法
先日年上の知り合いに、自宅を映画館にする方法を聞きました。特別な機材がなくても大丈夫と言うので、いったいどんな技術かと思いきや、彼女は一言「部屋を暗くすればいいんだよ」ですって。「あとはできれば、ヘッドフォンで音を聞くといいよ」とも付け加えられ、なるほど、と納得してしまいました。
暗い中で明るい画面を見ると、目にはあまり良くない気もしますが、たしかに映像はよく見えますよね。それにヘッドフォンなら大きな音で聞いても、周囲に迷惑がかかりません。耳元で聞こえる声は、臨場感を出してくれるでしょう。「あと必要なのは、キャラメル味のポップコーンね」と笑った彼女は、テーマパークで購入した入れ物に、実際にポップコーンを用意するらしいですよ。なんとも手間のかかったことをするものです。でも子供が一緒にいる場合は、それだけで大喜びになるのだとか。
今時のテレビは大きなサイズも多いですから、そこまでやれば、立派な自宅映画館になること間違いなしです。しかもわざわざDVDを借りてこなくても、テレビの放送をチェックして、見たい作品の放送日に合わせれば、余計なお金はかかりません。本当によく考えるなあと、その発想を尊敬してしまいました。
目が、欲しいと叫んでいるんです
ふわふわのパンや、いいにおいを漂わせているお惣菜など、お腹がすいたときにスーパーマーケットに行くと、つい食べきれないほどの食材を買ってしまいますよね。口が食べたいのではなく、目が欲しがっているからです。同じ理由で、ダイエットをしている人がレシピ本を眺めるのは、とても危険なのですって。美味しい料理の写真を目にしたら、ぜったいに食べたくなってしまいますものね。気持ちはわかります。
こう考えると、平和な毎日も、案外誘惑に満ちているものです。食べ物のほかには、テレビのショッピング番組もいけません。「あと○個です!」と言われると、ちょっと欲しいかもしれないと思っていただけの商品を、どうしても今すぐ手に入れなくては、という気持ちになるからです。
他に危険なものは、私の場合は、書店の平積みですね。表紙が見えていると、背表紙だけを目にするよりも、かなり素敵に見えませんか。それで、特にほしいと思っていなかった本を表紙買い……よくあることです。気持ちは晴れ晴れしますが、お財布はすぐに寂しくなってしまいます。ただそれが、素晴らしい作家さんを知るきっかけになったりもするので、危険だけではないところが、ゲーム性があるといいますか、おもしろいところです。
書評に必要なのは客観性
友人が、書評ブログを書いています。私とは読書のジャンルがまるで違うので、時々見てみるととても面白いです。へえ、こんな作品を読んでいるのか。こういうことを考えているのか、などと、長く付き合っても知らないことが、たくさん見つかるのですよ。書籍の評価も、刺激を貰いたいときや、新しい出会いを開拓したいときに、役に立っています。
ただ彼女曰く、これは読んだ本のではないのだとか。読書をしたら、まずは自分なりの感想をノートにまとめて草稿を作り、それを吟味してブログにあげているのですって。どうやら、かなり手間暇をかけている様子……だからこそ、あんなに素晴らしい内容でまとまっているのですね。いい結果は、一朝一夕にはだせないということがよくわかりました。
私が今までに書いた感想といえば、学生時代に宿題だった、読書感想文くらいでしょうか。自分にとって感動したものを語るのは得意だけれど、誰かの役に立つように、第三者として客観的な目線で物事を伝えるのは、難しいと思ってしまうんですよね。だから書評も、書いたことはありません。それに私の場合は感覚で「これは好き」「あれは苦手」と分けたりもするので……冷静に言葉を重ねられる彼女は、本当にすごいと思います。
料理は基本が大事
にんじんのきんぴらを作りました。以前はきんぴらと言えばごぼうだったのですが、今はジャガイモやれんこんなども使いますね。これは全て、人から勧められたものです。メニューに新しいものを取り入れたい時は、インターネットで検索したり、友達に尋ねたり。レシピ本を買わなくても、情報交換ができる友人がいるなんて、幸せだなあと思います。しかもこれは、それぞれに味があり、とても美味しいのですよ。
ただ、最初はやっぱり、信頼できる本を一冊買うのがいいでしょうね。料理もその他のことも、基本ができてこそ応用ができますし、手の抜きどころもわかるというものです。実際私は、最初にネットで評判の良かった物を購入しました。ずっと母に習ったレシピで作っていたのですが、分量があいまいだったり勘だよりだったりで、味がなかなか安定しなかったのです。
しかし今ではそんなこともなく、身内と食べるものならば、問題なく作ることができるようになりました。だからこそ、友人のちょっとした教えでも、美味しいものができるのです。凝ったものができるわけではないので、料理がすごく得意だとは言えないけれど、成長ということでいえば、そのスピードは自慢できると思っています。
寄り添い歩く別の道
先日会った友達が「最近怖い夢を見ることが多い」と言っていました。自分が交通事故を起こしたり、なにかに追いかけていたり、全体のイメージだけを覚えたまま、怖い!と感じて飛び起きるのだとか。彼女は「疲れているのかな」なんて苦笑いしていたのですが、私はつい、夢占いの本で、聞いた内容を調べてしまいました。曰く、なにかとても気にしていることがある時に見る、とのこと。これはなんとなく、本人に言いづらいですね。それが示すことが正しければ、彼女は表に見せない苦労を抱えているということになります。
もちろん、多くの人はそうでしょう。いくらSNSが発達し、人と繋がるのが簡単になっても、全てを見せているわけではありません。むしろその日の良いことだけをフォーカスしてブログに書く、という人もいます。世の中のあらゆる人が見られる場所ということを考えれば、それは正しい選択でもあるでしょう。
ただ、相手が親しい友達となれば、なんとなく寂しいような気もするのです。全部を打ち明けることだけが友情ではないけれど、学生時代はそれこそ、お互いに秘密がないくらいにいろいろなことを話していましたから。私たちは一緒に並んではいるけれど、別の道を歩いているんだなと実感した出来事でした。
ブログで知る作家の日常
最近、お気に入りの作家さんのブログを毎日読んでいます。結構マメに更新してくださるので、とても楽しみなんですよ。話題はたいてい、日常の事に関して。出版したものがあればそのことについて書かれています。友達の中には、作家は創作活動だけしていればいいという厳しい意見を持っている人もいますが、私はこうして、いろいろな事を知ることができるのが、うれしいです。だって遠い存在だと思っていた人が、ぐっと近づいた気がするんですもの。
だから同じ意味で、書籍のあとがきも好きですね。しかしものによっては、あとがきがないものもあるので、それはちょっと残念です。たぶんページ数の規定やら出版社の事情があるのでしょうが、昔は十ページ以上、なんてこともあったのに。ただ、それで本編のページ数が少なくなってしまうのなら、悲しいですけどね。そのあたり、なかなか難しいところです。
かつては、漫画家さんのファンクラブに入っていた時期もありました。不定期に送られてくる冊子を、宝物のように保存していたものです。今はファンクラブ自体がなくなってしまっているけれど、当時のものはしっかり終ってありますよ。もう手に入らない物なので、手放す気になれないのです。
語学の学習に必要なもの
先日友人が、外国人の知り合いの日本語が、素晴らしく上手だという話をしてくれました。しかし彼女は「でもたぶん、初めて会う人はとてもびっくりすると思うよ」と言います。なぜかと思って尋ねれば、「漫画で、独学で覚えたんだって」とのこと。要は通じる言葉を話せるけれど、単語選びがどこか違う、と言うのです。バトル漫画が愛読書と言うだけあって、擬音語もたくさん使うし、話す仕草も大きくて「一緒にいると楽しいけれど、人目を引く」のだそうです。
それを言葉通りに想像すると、かなりユニークな方に思えますね。もしかしたら、なかなか人に言いづらい事もずばっと口にしてしまうような事もあるかもしれません。ただ友人は、そんな知りあいの言葉も、よほどでなければ訂正したりはしないのだとか。理由は「それがいつか、彼の個性になると思うから」ですって。
たしかに私が昔外国に行った時も、現地の知人達は、私の確実に拙い英語から、なんとか意味をくみ取ろうとしてくれました。委縮して話せなくなるよりはずっといい、と言っていたと、言葉に堪能な友達が訳してくれたことを覚えています。新たなことを学ぶのに必要なのは、勇気と、周囲の人の愛情だと実感した出来事でした。
愛用のしおり多種多様
先日知り合いに、ちょっと高価なお菓子をいただきました。そしてその中に入っていたお店の宣伝のカードのイラストがとてもかわいかったので、しおりがわりに使っています。隅に穴を開けて、リボンでも結ぼうかしらと思ったけれど、ちょっと面倒だったのでそのままです。本を開いて、こんなにきらきらしたものが入っていたら、幸せになるでしょうね。これはぜひ、ドキドキするような恋愛小説を読む時に使用したいと思っています。
しおりは何種類か持っていますが、愛用しているのは、どこかの出版社のキャンペーンで貰ったプラスチック製のもの、福祉センターのお店で買った和紙のもの、母がお土産で買ってきたステンドグラス風のものなどですね。あとは代理品として、親戚の子に貰ったメモ帳一枚、ティッシュペーパーの箱のイラストを切り抜いたものなどもあります。とにかく小さくて薄くてかわいいものならば、なんでも挟んでみる感じです。
ブックカバーのほうは革製、布製、包装紙、A4のコピー用紙などなど、本のサイズや気分に合わせていろいろなので、あまりこだわりはありませんね。ただ鞄に入れて持ち歩く時は、本を保護するためにも、丈夫なものを使うようにしています。
忘れちゃいけないラジオ配信
最近、友人に教えてもらったラジオ番組を聞いています。昔は深夜、局番を合わせて、雑音交じりの番組をよく聞いていたものですが、最近はそんなこともなくなりましたね。なにせインターネットを介して聞けるので、音がとてもクリアですし、配信期間が特定の一時間とかではなく、次の開始までの一週間、いつでも聞けるというものも少なくないからです。これですと自分の生活スタイルに合わせて、好きな時に楽しむことができますから、とても便利です。
ただ、だからこそ、ついうっかり聞き逃してしまうというのもあります。よく欲しい本を買った後は、安心してしまってなかなか読まないなんて言う人がいますが、それと同じでしょう。いつでも大丈夫と思っているから、結局後回しになってしまうのです。私もそれで何度、涙を流したことか……。その点昔は、これを聞かねばもう二度目はないという状態だったので、その番組に対する熱意というか情熱があった気がします。
そういうわけで今の私は、配信日をカレンダーに書きこんでいます。そうすれば毎日見るから忘れることはないですし「聞けるのはあと何日間だ」と明確にわかるので、ぎりぎりまで伸ばすこともなくなるからです。ちょっと助かりますよね。