Category Archives: 身近なメモ

お菓子の箱でミニ本棚

お菓子の箱でミニ本棚

先日いただいたお菓子の箱がちょうどコミックスにぴったりのサイズだったので、それを使って、机の上に置く本棚を作ってみました。もちろん、ただ置いただけではありませんよ。綺麗な包装紙を貼りつけて、それなりの見栄えにしました。それほど数が入るわけではないので、ここには本当にお気に入りの作品だけを並べることにしましょうね。さて何を入れようかしら。今度、部屋に設置してある大きな書棚をゆっくり眺めて考えます。
鉛筆立てやちょっとした小物入れなどを手作りするようになったのは、祖母の影響です。彼女は私が小さい頃から、いろいろな物を作ってくれました。それも、私のように適当にやるではなく、きっちりサイズを測り、細かなところまで手を抜かず、ボール紙の上は布張りだったりするのですよ。小さい私にとっては、祖母の手は魔法の手に思えました。残念ながら、今は手元に残っていないけれど、記憶にはしっかりとどまっています。
私もいつか、このように美しいものがつくれるでしょうか。今は小物の作り方なども本になっていますから、それを見てみるのもいいですね。もし初心者でも簡単にできるそうなものがあったら、チャレンジしてみたいなあ。まずは書店で、テキストを選ばないといけませんね。

動きたくなくなる椅子との出会い

動きたくなくなる椅子との出会い

先日、友人と遠出する機会があり、通り道に見かけた書店に立ち寄りました。広さはそれほどではなかったのですが、だからこそ隅々までしっかり見ることができたのがよかったですね。ただ狭くとも、歩きまわれば、疲れてしまうもの。私は未だ元気に見まわっている友人を横目に、備え付けの椅子に腰を下ろし……驚きました。書店でこんなに座り心地のいいものを置いていいのか、と思うくらいに、心地良かったのです。
すっぽりと体を包み込む柔らかさは、もう立ち上がるのが嫌になってしまうほどで、実際に友人が探しに来るまで、私はずっと動けませんでした。書店にこれがあるということは、お客さんはここに座って本を読むということでしょう。でも私だったら、買わずに読破してしまうのではないかしら。もうこの椅子が欲しいと思うほど、気に入ってしまいました。
またぜひ行ってみたいとは思うけれども、なにせ自宅から何時間もかかる場所にありますから、現実的に考えれば、もう二度と訪れることはないかもしれません。ちょっと残念ですが、いい思い出にはなりました。今度は、ぜひもっと近くに、居心地の良い場所を見つけたいものです。できれば素敵なソファがあるカフェなんかいいですね。

逃げ出したインコ

逃げ出したインコ

鳥好きの友人は、もう何年も、インコを飼っています。籠の中で動き回っている姿がとても愛らしく、見ていて微笑ましくはあるのですが、その子が先日、逃げ出しました。私が遊びに行った時のことです。子供が開けた出入り口を、ちょっと目を離したすきに、するりと通り抜けたインコは、室内を飛び回りました。こうなると、捕まえるのはかなり難しいのですよ。せめてもの救いは、部屋の窓が締まっていたことでしょうか。
リビングの食器棚の上に止まったり、テーブルを超えて、カーテンレールに移動したり……一番大騒ぎをした時が、書棚の中に入り込んでしまった時でしたね。なにせ相手は鳥なので、いつどこでフンをしてしまうかわからず、それが本についたら大変、と言うのです。たしかに、家具ならば、汚れてしまっても拭けばいいですけど、紙ではそうはいきません。
結局その子は、私が在宅している間は捕まえることができませんでした。このような小動物との追いかけっこをしたのは、親戚の子が連れてきたハムスターが逃げてしまった時以来です。あの時はたしか、ベッドの下に入り込んだのですよね。名前を呼んで餌で引き付け、人間もベッドの下にもぐり込みと、散々でした。今となっては、笑える思い出です。

年始にほしい、本の福袋

年始にほしい、本の福袋

近所の書店で、書籍の福袋が売っていました。少々難ありなものが紙袋いっぱいに詰まって千円。安いですよね。ただその中身が、全部児童書だったのです。おそらくは子供達が立ち読みした際に、ちょっとカバーが破れてしまったとか、そういうのを入れてあるのでしょう。本は何でも読みますが、中身も対象年齢もわからない児童向けはさすがに、大人の私が買うには勇気がいります。だって千円あれば、他の大人向け小説が買えますもの。これが一般書籍だったらなあと思いつつ、読書好きの子供が買ってくれることを祈るばかりです。
そういえば大昔に一度、小説の福袋を買ったことがあるのを思いだしました。紙袋に入っていて中身がわからないようにしてある、中古本です。これが一冊三百円。面白がって何冊か購入して、普段はあまり読まなかった方の作品を読み、それからしばらくはその方のものを作家買いしていました。はまってしまったのです。
書店員の方が、一冊紙袋に入れただけだけれど、私にとってはまさに、出会いをもたらしてくれる『福』袋でした。お正月に、こうしたものを増やしてくれたら、年の始まりがもっと楽しくなるよなあと漠然と思います。服だって宝石だってあるのだから、本があってもいいですよね。

指の怪我と選択権

指の怪我と選択権

先日、友人がうっかり、親指の先をのこぎりで切ってしまったそうです。切ったのは皮一枚で大事には至らなかったそうなのですが、敏感な箇所なので、鈍痛が続いていたとのこと。何をするにも不便だったという彼女が、一番嫌だったのは、パソコン操作だったというからびっくりです。確かにブラインドタッチをするためには、どの指一本怪我しても大変ですけれど、他に何かあるでしょう?と思ってしまいました。
ただ、友人の話を聞いて納得しましたね。指に包帯がぐるぐるでろくなことはできないから、家事などは免除され、空いた時間をパソコンで読書しようと思ったけれど、ついいつも通りにキーボードを触りかけて「あ、だめだ」となる、というのです。たしかにそれでは不便だったでしょう。ちなみに「紙の書籍も持ちにくいから、読書自体がしんどい、スマホがいい」と言っていましたよ。確かにあれならば、怪我をしていないほうの手で持てば、なんとかなりそうな気はします。
しかし本を読みたいと思った時に、これだけの方法がすぐにあるなんて、今は本当に便利な世の中ですね。私も学生時代、授業で同じように親指を切ったことがありますが、あのときはどうしていたんだっけ……記憶が遠いです。

就寝前の幸福のために

就寝前の幸福のために

この間、夜中にプリンターのインクがなくなってしまいました。大好きなオンライン小説を、プリントアウトしていた時のことです。あと一ページ分なのに!と思いつつも、時間的に開いているお店はあるはずもなく。インターネットで購入しても、すぐには届きませんからね。諦めて就寝しました。
印刷するのは黒い文字の所なのに、他の色のインクがないからといって、止まってしまうプリンターの仕組みは、まったくもってわかりません。全てのインクを混ぜて使っているとはいうけれど、黒だけならば混ぜる必要が無いのではないでしょうか。……などと、愚痴っても仕方がないことですね。ちゃんと予備を用意しておくべきでした。
これは全部揃えてクリップで綴じて、いつでも手に取れるようにベッドの脇に置くのです。就寝前にパソコンの画面を見ると、ブルーライトで眠りが浅くなると聞いて、それならばよく読むものだけはこうしておこう、と決めたのでした。著作権云々の問題もあるでしょうが、自分で見るだけなら問題ないですよね。これで寝不足改善しつつ、素敵な作品を読むための時間もキープできるのですから、印刷の手間も、インクを買いに行かなければいけないことも、たいして手間ではないと思うことにしましょう。

自室を映画館にする方法

自室を映画館にする方法

先日年上の知り合いに、自宅を映画館にする方法を聞きました。特別な機材がなくても大丈夫と言うので、いったいどんな技術かと思いきや、彼女は一言「部屋を暗くすればいいんだよ」ですって。「あとはできれば、ヘッドフォンで音を聞くといいよ」とも付け加えられ、なるほど、と納得してしまいました。
暗い中で明るい画面を見ると、目にはあまり良くない気もしますが、たしかに映像はよく見えますよね。それにヘッドフォンなら大きな音で聞いても、周囲に迷惑がかかりません。耳元で聞こえる声は、臨場感を出してくれるでしょう。「あと必要なのは、キャラメル味のポップコーンね」と笑った彼女は、テーマパークで購入した入れ物に、実際にポップコーンを用意するらしいですよ。なんとも手間のかかったことをするものです。でも子供が一緒にいる場合は、それだけで大喜びになるのだとか。
今時のテレビは大きなサイズも多いですから、そこまでやれば、立派な自宅映画館になること間違いなしです。しかもわざわざDVDを借りてこなくても、テレビの放送をチェックして、見たい作品の放送日に合わせれば、余計なお金はかかりません。本当によく考えるなあと、その発想を尊敬してしまいました。

目が、欲しいと叫んでいるんです

目が、欲しいと叫んでいるんです

ふわふわのパンや、いいにおいを漂わせているお惣菜など、お腹がすいたときにスーパーマーケットに行くと、つい食べきれないほどの食材を買ってしまいますよね。口が食べたいのではなく、目が欲しがっているからです。同じ理由で、ダイエットをしている人がレシピ本を眺めるのは、とても危険なのですって。美味しい料理の写真を目にしたら、ぜったいに食べたくなってしまいますものね。気持ちはわかります。
こう考えると、平和な毎日も、案外誘惑に満ちているものです。食べ物のほかには、テレビのショッピング番組もいけません。「あと○個です!」と言われると、ちょっと欲しいかもしれないと思っていただけの商品を、どうしても今すぐ手に入れなくては、という気持ちになるからです。
他に危険なものは、私の場合は、書店の平積みですね。表紙が見えていると、背表紙だけを目にするよりも、かなり素敵に見えませんか。それで、特にほしいと思っていなかった本を表紙買い……よくあることです。気持ちは晴れ晴れしますが、お財布はすぐに寂しくなってしまいます。ただそれが、素晴らしい作家さんを知るきっかけになったりもするので、危険だけではないところが、ゲーム性があるといいますか、おもしろいところです。

書評に必要なのは客観性

書評に必要なのは客観性

友人が、書評ブログを書いています。私とは読書のジャンルがまるで違うので、時々見てみるととても面白いです。へえ、こんな作品を読んでいるのか。こういうことを考えているのか、などと、長く付き合っても知らないことが、たくさん見つかるのですよ。書籍の評価も、刺激を貰いたいときや、新しい出会いを開拓したいときに、役に立っています。
ただ彼女曰く、これは読んだ本のではないのだとか。読書をしたら、まずは自分なりの感想をノートにまとめて草稿を作り、それを吟味してブログにあげているのですって。どうやら、かなり手間暇をかけている様子……だからこそ、あんなに素晴らしい内容でまとまっているのですね。いい結果は、一朝一夕にはだせないということがよくわかりました。
私が今までに書いた感想といえば、学生時代に宿題だった、読書感想文くらいでしょうか。自分にとって感動したものを語るのは得意だけれど、誰かの役に立つように、第三者として客観的な目線で物事を伝えるのは、難しいと思ってしまうんですよね。だから書評も、書いたことはありません。それに私の場合は感覚で「これは好き」「あれは苦手」と分けたりもするので……冷静に言葉を重ねられる彼女は、本当にすごいと思います。

料理は基本が大事

料理は基本が大事

にんじんのきんぴらを作りました。以前はきんぴらと言えばごぼうだったのですが、今はジャガイモやれんこんなども使いますね。これは全て、人から勧められたものです。メニューに新しいものを取り入れたい時は、インターネットで検索したり、友達に尋ねたり。レシピ本を買わなくても、情報交換ができる友人がいるなんて、幸せだなあと思います。しかもこれは、それぞれに味があり、とても美味しいのですよ。
ただ、最初はやっぱり、信頼できる本を一冊買うのがいいでしょうね。料理もその他のことも、基本ができてこそ応用ができますし、手の抜きどころもわかるというものです。実際私は、最初にネットで評判の良かった物を購入しました。ずっと母に習ったレシピで作っていたのですが、分量があいまいだったり勘だよりだったりで、味がなかなか安定しなかったのです。
しかし今ではそんなこともなく、身内と食べるものならば、問題なく作ることができるようになりました。だからこそ、友人のちょっとした教えでも、美味しいものができるのです。凝ったものができるわけではないので、料理がすごく得意だとは言えないけれど、成長ということでいえば、そのスピードは自慢できると思っています。