絵本の時代を超えて

絵本の時代を超えて

先日、図書館に行きました。その日はちょうど読み聞かせのイベントがあったらしく、児童書が並ぶ部屋には、幼稚園児よりも小さな子たちがいっぱい。絵本の内容がわかるのかな、という月齢の子まで、カーペットの上に寝転んでいます。もしかしたら、その子のお兄ちゃんやお姉ちゃんが、一緒にいるのかしら。大人の私は部屋に入ることはしませんでしたが、外から眺めているだけでも、とても微笑ましい気持ちになりました。
それにしても、司書さんは朗読がお上手ですね。わずかに聞こえてきた声には、見事感情がこもっていました。登場人物によって声音も違うので、あれなら子供が引きこまれてしまうのも無理はないでしょう。赤ちゃんですら、声のする方に顔を向けていましたよ。ちなみにお母さん方は、にこにこと自分の子を見ていました。中には時々、耳打ちしている方も。そうすると子供がけたけたと笑うので、それがまたかわいかったですね。そういえば、自分は昔、保育所の先生が読んでくれる紙芝居が大好きだったと、思いだしました。
今はテレビも動画もあるけれど、やはり皆、絵本を愛読する時代を通るのですよね。その楽しみを忘れずに、大きくなっても、読書をする人になってほしいと思います。

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