同じ本を複数持っている理由

同じ本を複数持っている理由

昔の小説や漫画が、新装版として再度出版される時、ある程度の巻数がまとめられたりしますよね。私はそれを、とても良いことだと思っています。興味を持って読んでみようと思っても「全20巻です」と言われたら、躊躇ってしまうときもあるからです。でも当時の1・2巻が1冊になって全10巻だったら、最初のハードルは低くなるでしょう。
ただこれにも、短所はあるのですよ。昔のもので持っていても、つい、新装版も欲しくなってしまうこともある、ということです。内容は変わらないとわかっているのに、物によっては追加もなにもないのに、本当に『つい』としか言えません。そのくせ読むときは、慣れた昔の方だったりするのですけどね。
そのため、私の書棚を始めて見た人は、たいてい驚きます。同じ本がたくさんある、というのです。でもこういうことをするのは、私ばかりでもないでしょう。友人は、特典が欲しくて集めた結果、同じ作品のDVDを何枚も持っていますし、ほかには「初版が欲しいけれど、勿体なくて読めないから、次の版も買う」という子もいました。本の帯を集めている人もありましたね。たった1冊の本に対しても、いろいろな考えがあるものだあなあ、と思ったものです。

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